~続~ 天然無自覚と俺様くんの同居
~Side信~
「あーぁ…ちょっと冷たかったかなぁ」
俺はベッドで横になり呟いた。
けれど、由季も悪い。何でいきなりお泊まり思考に行くのだろう…
「はぁ…分かんねぇ…」
俺が天井を見上げると、
『にゃ~!』
「ぅ!……雪?どした?」
真っ白な猫、通称雪が俺に飛び掛かった。
「お前いい臭いするな……由季の部屋にいただろ…」
俺は雪を抱き締め呟いた。
由季は香水を付けてなくて、髪から香るシャンプーの香りがする。そして、落ち着く香りがする。
『にゃ~!』
すると、急に雪が俺に猫パンチをした。