~続~ 天然無自覚と俺様くんの同居



「痛っ!……あ、雪?」



雪はそのまま飛び降りて俺の部屋から出ていった。何で猫の名前を雪にしたのかは理由も少しある。



真っ白だから、って言うのもあるけど本当は雪が由季に似ていたことにつけた名前…。
紛らわしきけど由季には言わないで秘密にしている。




「それにしても殴るか?普通……いって…」



殴られた所を擦ると血が手に少しついた。



「はぁ…リビングにいくか…」



そう思い俺は部屋から出て階段を降りリビングのドアを開けようとすると――




「っ、……グスッ……うぇ…」



ドア越しでも聞こえる泣き声…。



< 44 / 431 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop