~続~ 天然無自覚と俺様くんの同居


俺はドアを少し開けてリビングを覗くとキッチンで立ちすくむ由季が泣いていた。




「ヤバイ……やり過ぎたか?はぁ…どうしよ」



俺が壁に寄っ掛かって考えていると…



「うぅ…恭く、ん…ふぇ…」




ん?恭くん?誰だ?……



由季の口からでた謎の名前恭くん…俺の聞き間違えか?それより謝らないとな…




「ゆ、由希?」



俺がリビングに入ると由季はビックリして慌てて涙を拭った。


「その、えーと…ご、ごめ―「信怒ってる?」え?」





俺が謝ろうとしたら由季が恐る恐る俺に聞いてきた。



「あのね…いきなりお泊まり系にしてごめんね…けれどね…私憧れてたんだ…こんな人数で勉強会したら楽しいなって…でも普通もつまらないし…お泊まりにした。ご、ごめんね…」




由季は珍しく俺の目を見て話していた。
それほどお泊まりがよかったのか…。


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