~続~ 天然無自覚と俺様くんの同居




しばらくして寝静まったのを確認し私は夏実に話しかける。



「起きてる?夏実……」


「うん。起きてるよ…」



夏実はそう言い私の方を向く。
そして、私に質問をする。



「言ったの?二階堂くんに…」


「……彼氏がいたことは…言った…」



その言葉に夏実はそう…と、呟いた。



「じゃあ全体は知らないのね…」


「……言えないよ…怖くて…あのときの事を考えると…辛くて…」


「まぁ…誰にでもあんなことを言われたら…怖くて辛いもんね…」



夏実は心配そうに私の頭を撫でる。
それに少し私もほっとした…。




< 65 / 431 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop