~続~ 天然無自覚と俺様くんの同居
優しいな…皆…
私はふふっと微笑む。
「帰ったのか?あいつら…」
「ゎ!…信……おはよう…」
知らぬ間に信が後ろにいて眠たそうにあくびをする。
「うん。帰ったみたい…」
私がそう言うと信はそう……と、何か嬉しそうな顔をする。
「?何で嬉しそうな顔をするの?」
私が疑問に思うと信はえっ!?的な顔をしてやがて私を抱き締める。
「………温かい…」
信の体温が私の肌に通じるのを感じながら私はポツリと呟く。
「あぁ…由季も温かい……痛?!」
そして、急に信が驚いたかのように悲鳴をあげた。