~続~ 天然無自覚と俺様くんの同居
「ぐす……にゃーははは!…本当にくすぐったい!」
今度は首筋を嘗めてきたので私はもうノックアウト寸前…の所で信が雪を持ち上げる。
「いい加減にしろ…このバカ猫…お前性別オスだよな…絶対に」
急に信から笑顔が消えて猫に反撃をする。
猫は知らないような顔をして信の顔を見る。
そして、信の腕から逃れて二階へと向かった。
「あーぁ…雪~」
私が悲しそうに呟くと信が私の方を向いてきた。
「ヒ!!…な、何でしょう!?」
私は急いでその場から立ち上がりソファへと移動する。
「何って?俺まだ何にも言ってないけど?」
信はにっこりとしながら私の方へ迫ってくる。