If

帰ってからベッドの上で
ボーッとしてた。

そんな部屋に

♪♪

SNSのメッセージを知らせる音が
私を現実世界に戻した。

“凛、今日はありがとう。
でも気が付いたら居ないし〜
龍くんとあの後どうしたの?"


おいおい気付いたら居ないって
ナナ本気で私達の存在
忘れてたのね…


“すぐ送ってもらったよ。"


“そうなの?なぁ~んだぁ"


なぁ~んだって…
何もあるわけ無いじゃん?
目の前がお花畑のように
キラキラしてる晴馬とナナとは
違うのよ。


“じゃあ月曜日学校でね~"



なんとなく浮かれてるナナ
そりゃそうだよね〜
3年もお互いに
片思いしてたんだもんね~。


それにしても‥
やっぱり笑えるな。
あの晴馬が3年もって

ホント似合わない。



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