If

『凛、ごめんね。お待たせ~』


クリスマス仕様の小さな紙袋を片手に
ナナが小走りでこっちに向かって来る。


『私も今出てきたところだから
大丈夫だよ。』


『何かいいのあった?』


『見てただけだよ。』

プレゼントの事は
クリスマスまで内緒。


空はもう月が出ていた。
ナナと私は足早に家に向って歩いた。

2学期ももう少しで終わるのか‥


時々思う。

何だか最近、時間が過ぎるのが物凄く早い気がして仕方ない。



なぜだろう…


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