If
『私はいいよ~』
『ホント?
じゃあ晴馬に連絡してみるね。』
そう言い残して
ナナはスマホ片手に教室を出て行った。
それにしても違う高校に行った友達って‥
えっと‥1、2‥3‥
指を折りながら数えてみたけど3人?
まぁ晴馬からしてみたら
何十人も居るんだもんね。
つい半年前までは当たり前に一緒にいた晴馬だけど居ないことにも慣れはじめた今、懐かしさすら感じるのは…
私だけかな?
そんな事を考えていたらニコニコしながら
私の席に戻ってきたナナは
『晴馬が
明日ちょうど週末だし
明日がいいんじゃないかって
言うんだけど‥』
『いいよ〜特に予定もないし。』
『じゃあ明日で決まりね。』
そう言って
自分の席に戻ったナナは
授業が始まった今も
スマホ片手にニコニコしてる。