鬼上司と私のヒミツの関係
「沙耶、頼むからつまらないミスして怒らせないでくれよ」
「う、うん。努力はするよ」
何とも頼りない返事をする。
こうなったら仕方ない。
「沙耶、今度からミスしたら帰ってからお仕置きだからな」
少し声のトーンを落として言うと、焦った表情で後ろを振り向き俺を見る。
「えっ、お仕置きって何するの?」
「それはその時に決める。ただし沙耶に拒否権はないからな」
「えー、何それ」
不満そうに頬を膨らませる沙耶の身体をラグに押し倒した。
「えっ、響ちゃん?」
「俺から逃げれると思ってんのか、沙耶は。それに、続き……するんだろ?」
耳朶を甘噛みし、囁くように言うとビクッと身体を震わせた。
ゆっくりと唇を重ね、何度も角度を変えながら沙耶の柔らかい唇を味わう。
「んっ……、」
息苦しさから少し口を開けた瞬間を見逃さず、舌を差し込み沙耶の舌に絡ませる。
パジャマ代わりに着ているTシャツの裾から右手を入れ滑らかな肌を優しく撫でた。