鬼上司と私のヒミツの関係
去年、結婚した時に社長や幹部連中には報告した。
社長のおじさんに頼み込み、俺たちの結婚に関して箝口令を敷いてもらったお陰で平穏に過ごすことが出来た。
よくこの一年、誰も喋らなかったよなと感心する。
うちの会社の重役たちは信頼できる人たちばかりで、そんな職場で働けることを誇りに思う。
月曜日、ついに沙耶と結婚していることを報告する。
ようやく、そのヒミツから解放される日が来たんだ。
沙耶の頬を撫で、覆いかぶさるようにして唇を重ねた。
唇を舌先でなぞると沙耶の唇が開き、舌を滑り込ませ口内を蹂躙する。
Tシャツの中に手を入れ、ブラジャーの上から胸を優しく揉むと甘い声を洩らす。
それだけで俺の体温は一気に上昇する。
全ての着ている物を脱がせ、首筋に顔を埋めて吸い上げ白い肌にキスマークを刻んだ。
“愛してる”と言えば嬉しそうに微笑み、照れくさそうに“私も”と囁く。
沙耶の中に俺自身をゆっくりと沈め、快楽の海に溺れていった。