いろつきのせかい

「…………ぅえっ！？」

ぼくの驚きを気にする様子もなく彩音ちゃんはにっこりと笑った。

「本当に、キレイね」

唇を押さえてふふっと小さく笑う彩音ちゃんに、きっとぼくは恋をするんだ。

そう確信した。