別にそんなの関係ぇーねー。
「私は病気なの。今年の貧血検査でそれは見つかった。
私の病気はね突発性再生不良性貧血って言ってね、もう治らない病気なの。時間も経っちゃってて治療方法もない。私に残されているのは骨髄移植をするか死を待つか」


俺は言葉を失った



「―死を待つか」


その言葉が頭に入って消えない。なんでそう簡単に言えるのか。悲しくないのか。

そう思ったけど。いや悲しくないはずがないって思った。本人は俺以上につらかっただろうと・・・。




「大っ嫌いなんて全部全部うそ!!!
大好きで大好きでしょうがなかった。大っ嫌いって言ったとき棹君の顔が忘れられないの。
すごく傷ついた顔していて。あ。大切な人傷つけたって、私そう思ったの。

でもそれが一番いいんだってその時は思ってた。棹君を傷つけたくはないって。
でももう私が我慢の限界だよ?会いたくて会いたくてしょうが----っ!」





「もういい。」



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