別にそんなの関係ぇーねー。
「っっっあ!!シャボン君!!!」


はぁああい???
シャボン君って誰?でもココアちゃんの指差してる方向はどう考えてもこの俺で。


「あ。ごめんなさい。。。」

まるで空気が抜けるかのようにシューと椅子に座った。
一気に俺たちの周りだけ静かになった。そして


「ぶっは!!!!!」


たまらず俺は噴出した。そして昂ちゃんもココアちゃんの友達も一緒になって笑い出した。

「もうっ。笑わないでくださいよー!!」

そう講義するココアちゃんの顔にもうっすら笑顔が浮かんでて。

「ごめ・わら・笑いが止まんねー!!」
「それで?なぜ俺の事シャボン君って?」

俺は笑いながらも気になっていたことを聞いてみた。

「えっと。私と体育祭の時ぶつかったの覚えてます?」
「おう。」
「その時、石鹸のいい匂いがしたからです。。。」



・・・。

「なんつー理由だよ!!」

また皆は爆笑。ココアちゃんは無自覚で人を笑顔にしてくれるな。。。
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