このよでただ、独りだけ
「コゼット………?」

長く伸びた栗色の巻き毛、キラキラと輝く薄茶の瞳、そして懐かしい声。

記憶にある姿よりも遥かに大人びてはいたけれど、アレクシアの目は確かだった。

「っ、アレクシア!!」

小さく呟いた彼女の名前。

それに反応したコゼットは信じられない、と言いたげな目でアレクシアのことを見る。
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