ホワイトトリップ

あおいろ

じっと
目を閉じて…


背中を丸めて。

移り変わらない、季節の部屋で…


夢見る夢は

あおいろの…


そう、あおいろの
天の海。



僕の、
僕の、

背中の遥か彼方に…


雨と晴れの、そのまた向こうに…


あおいろの海は揺らめいている。



いつか、いつか

蝶々みたいに…

蝶々みたいに
ヒラヒラ飛べる?


飛べる?
ヒラヒラ、飛べるのかなぁ…



羽が貰える代償に、
きっと何かを失うね。


それが何かは解らないけど…



それでも僕は
飛べるイメージが

ワクワクしたんだ。

夢見てたんだ。



君もそうだと、願っていたね。



…今も、そんな風に思う?
< 14 / 14 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop