暴走族なシンデレラ
「遥、もう具合は大丈夫なのか?」

「...うん。」


私を見て玲二の漆黒の瞳は淋しそうに揺らいだ。まるで私の考えている事は全部お見通しかの様に

会ったばかりで、玲二の事なんも知らないのに、そんな目を向けられたら何もかもブチまけて甘えたくなる。私ってそーとーやばい奴だ。







しばらくして、体のだるさも消えてきて普通に歩ける様になった

「私帰るね。」
ドコニ?イエナンテナイノニ?

さあ、これからどーしよう?あの日の私は死のうとしてたからこれからの事なんて考えてなかったわお金もないし....


「.....遥、お前の家は今日からここだ」

何言ってんのそんなの無理だよ。と言いたかったけど玲二の有無を言わせないといった表情に囚われ何も言えなかった

「いいねー遥ちゃん可愛いし」

「やったぁー♪遥ちゃん!よろしくね」

「男だらけだから華はあった方がいいとは思ってたけど...色々と突然すぎないか」
蒼汰が頭を抱えて言った
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