- ク ラ ス -
中野さんと目が合った。
別に友達って訳じゃないから少し気まずかったけど、
そんな気持ちは中野さんの一言でどっかにいった。
『じゃあね、野々宮さんっ!』
笑顔で私に手振ってる
『え、あ、じゃあね。』
少し戸惑いながらそう返事をした
何で名前知ってるだろ?
何で挨拶してくれたんだろ?
いろいろ考えたら、
もうそこには中野さんは居なかった。
でも、すごくうれしかった。
何か友達になったみたい。