ナミダ




そんな事より私は祖母が本当は私を相沢夢乃と言いたいように聞こえた
きっと勘違いだろうけどほんの一瞬、本当に少しだけ期待をしてしまった



純という名をつけたのは誰でもない祖母だから…………



そんな事を考えても顔には出してはならない


笑顔を作り一礼をしながら言った


「羽鳥純です
至らない点もありますがどうぞよろしくお願いします」



そう言うと皆がお辞儀を返してくれた



もう、私の感情も両親の願いも祖母には届かない………




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