無愛想先生に恋をした。


知らない間に私は泣いていた。


保健室で息を殺しながら…


その時、



ガラガラガラ


「先生、滝本いますか?」


この声は…


「はい、いますよ。奥から2番目のベッドに。」


足音がだんだん近付いている。


あ、私、泣いてたんだ…どうしよ…


カーテンが開く音と同時に


私は布団をかぶった。




< 24 / 66 >

この作品をシェア

pagetop