無愛想先生に恋をした。


あれから10分後、私は準備室の前にいる


え、どこのって?決まってるじゃん。




数学準備室。




深呼吸して…吸って…はい…


「おい、なにしてんだよ」


後ろから聞き覚えのある声が…


「あっ、す、すいません…」


「まあ、いいや。入って。」


「は、はい。」


「じゃあ、これ持っていってな。
1人で大丈夫か?」


え、何この人。


「だ、大丈夫です。じ、じゃあ。」


「…あのさ。」


「は、はい?」


「お前って俺の事苦手?」


何て答えたらいいんだろ…?

はい。苦手です。とか?それとも
そんなことないですよ!って?

まあ、正直に答えるか…


< 8 / 66 >

この作品をシェア

pagetop