無愛想先生に恋をした。


「ま、まあそれなりに…」


グイッ

いきなり腕を掴まれた。


「え、せんせ?」


「お前は俺を好きになる。今に見てろ」


気付くと、私は先生の胸の中にいた。


「中村先生?何言ってるんですか?」


本当にこの人が何を言っているのか
意味が分からなかった。


「んじゃあ、もう一回言ってやろうか?」


「お前は…俺を…好きに…」


「い、い、いや、もういいです!
き、教科書持っていきますね!
し、失礼しました!!」


「なんか、あいつ好きなんだよな。」


私…どうすればいいんですか??


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