親父、ありがとな。
初めての
そして初めての夜が来た。
なんか、初めての夜ってキモいけど…
まぁ、俺が初めて自分の料理を食わせる日だ。
一人、得体のしれない何かを作ってしまったモノを見て悶々としていると玄関が開く音がした。
「ただいまー…って、何一人でつったんでよ。」
「よっ!」
「は?」
いゃ、自分でも今の返事は訳がわかんないけど...
病気で胃だけじゃなくて脳もおかしくなったか…
いゃ、自分で言ってて虚しくなった…
って、こんなことしてる場合じゃない。
「飯を、作ったんだけど食うか?」