親父、ありがとな。
コンコン





そんなコントみたいな会話を遮るかのように病室のドアがノックされた。








「はい」







「失礼します。」







「単刀直入にいいですか?」







いきなり真剣な顔になって単刀直入に聞いてみたら医者も親父も驚いた顔をしていた。







「はい、何ですか?」






「後何日生きられますか?
正直に行ってください。」







「では、正直にいいます。

肺に転移が見られました。
右の肺はほとんど機能していません。
もって、後三日です。」






「そうですか、意外とある。


わかりました。それだけでいいです。」







「でも…「いいんです。もぅ、やりたいこと決まってるんで。」






「わかりました。」












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