親父、ありがとな。
最初は真っ黒弁当から始まったのに今じゃそこらの男よりは作れている...と思う。
「どうだ、うまいか」
「お...う」
半分も食べれなかったが最後に親父の弁当を食べることができたという優越感と同時にもぅ、やり残すことはないと言う達成感かやってきた。
そして、全身の力が抜けた。
「了、お前が、俺の子でよかった。
ありがとな。」
「お...れ、親父の...べん...とう好...きだっ...た。さ...いご...食べれ...てよか...た...
さ...いこうに...うま...かった...」
「またいつでも作ってやる。
だから、最後とかいうなよ...」