硝子の靴に口付けを
切願のアリア


あるところに一人の男がおりました。
え?ありきたりな始まりだわって?

ありきたりなのは始めだけ。
今から始まるお話は、表が裏で裏が表なお話です。


あぁ、ですからお気をつけて。



貴方様が私めを見失ったら最期。





二度とこちらに戻っては来れますまい。






first stage
→ある男と猫の話
< 8 / 10 >

この作品をシェア

pagetop