Fanfare


トイレから戻ってきた徹の後ろに乗りながら今度はちゃんと家路に着いた。


私の家と徹の家は隣同士。


当たり前の様に私の家に入ろうとする徹を
自分から「抱いて」と言っておきながら「気分じゃなくなった」と帰しすぐにベッドに入った。


ベッドの中では帰り徹とバイクで話した事だけが頭の中を回った。


「徹は暴走族なの」「…あぁ」「強いの」「副総長。」


まさか真面目な徹が暴走族に入ってたなんて…


それに…


「旭 めいは」「めいに興味持ったのか?あいつは総長。」


「旭 めい…総長…」


別に興味を持った訳じゃない…


それなのに私の頭の中は得体の知れない旭 銘生の事ばかり。


ただ顔が綺麗過ぎて印象強いだけよね…
もぉ会わないし…そのうち忘れるわ…


私はそのままその言葉を忘れない様に布団に潜ると目を閉じた。


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