~Special Short Story~
「声も素敵です……」
「……」
思ったことをすぐに口に出してしまっていたみたい。思わず右手を口元に当てる。
「何この子、うっちーに一目惚れしたんじゃない?」
「だな!君名前何ていうの~?」
「はい!私は……」
「注文、早く頼みたいんだけど」
黒縁メガネ……いや、内田さん以外の3人に話しかけられ、自己紹介をしようとしたら……内田さんから遮られた。
そうですよね、私が呼ばれたのも注文が理由ですからね。
「ご注文は……」
それから注文を受けることに。その間も内田さんの事をチラ見するも……内田さんと目が合うことはなかった。
「以上でよろしいですか?」
内田さん以外の男の人が大きく頷く。
「では、私の方からお聞きしたいことが」
「ど~ぞ~?」
返事をしたのは、もちろん内田さん以外の3人。
「歳はいくつですか?内田さん!」
ご指名です。
年上だとは思うけど、聞いておきたいのです!