~Special Short Story~



その日から、内田先輩が(銀さんとか他の3人も)来る日は常にあたしの存在をアピール。+好き好きアタックを繰り広げた。


いつしか常連のお客さんにも、あたしが内田先輩を好きってことが知られて、


「さやかちゃーん、あの先輩来てたよ!」


「今日は黒縁外してたぞー」


などなど、内田先輩の情報提供をしてくれるようになったのだ。そして、休憩中には内田先輩達の元へ足を運ぶようになった。


「内田先輩~」


「バイト中だろ」


「今休憩中です!」


そう言って、砂浜に座っている内田先輩の隣をゲット!


「今日も会えて幸せです~」


「本当、さやかちゃんのアタックっぷりには関心するよ~」


銀さんがビーチボールを抱えながら笑い、他の2人も頷く。


「ウザイ。暑苦しいから離れろ」


ただ1人、あたしの愛を拒む方もいますけど。


「そんなこと言わないでくださいよ~。これが毎日の癒しなんですっ」


「俺にしたら毎日のストレスだ。過度の」


ちょ、ヒドイ!



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