~Special Short Story~



「あっ、1限目移動教室だよ」


「え~化学だっけ?」


「そうだよ。早く行くよっ」


リエから急かされ、早足で教室を出て理科室へ向かう。って、リエってばもうあんなところに!


「リエ待ってよ~」


「ほら、早くー!遅れるよー?」


分かってる~。そう思いながら足を速める。





「おっせーな。お前」


耳を疑った。立ち止まって振り返ると、そこにいたのは……内田先輩。


「な、なんでココに」


うちの制服来てるし、もしかして……


「不法侵入ですか?そこまでしてあたしに会いに」


「ちげーよ。俺、ココの3年だし。ほら、アイツらも見覚えあんだろ」


そう言って、踊り場にいた黒髪の集団を指差す。あれ!銀さん、金髪から黒髪に……ってミキさんもいる!


嘘だ……これは夢だ。


「じゃあ、これからいつでも内田先輩に会えるってことですか?」


「タイミング合えばな」


「合わせます!てか、会いに行きます!」


出会って押して押して押しまくって、彼女がいるかもって思ってちょっぴり引いて、そしてまた……始まるアタック。


まだまだ続くこの恋、絶対実らせてやる!




☆。.:*・゜JKの3アタック*END


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