恐怖日記
弟のKは霊感が強いらしく。
霊を見てしまうらしい。

それに気づいたのは、いつだっただろうか。
今回は、そんな弟Kが体験した話をしようと思う。

ある日。
おそらく、季節は夏だったような気がする。

Kは友達と一緒にとある神社に遊びに行ったらしかったのだが。
突然―――。

「うふふふふ・・・」

不気味な女の笑い声が響いたそうだ。
それを聞いたKと友人は悲鳴をあげて、そこから走って逃げてしまったそうだ―――

その後、僕がKに

「周りには誰かいたんじゃないのか?」

と聞いたところ。
誰もいなかった、と率直に答えられた。

結局、その笑い声が誰だったのか。
何だったのかは、不明のままだ。
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