恐怖日記
これは母から聞いた話だった。
やはり、伝説通り賽の河原には、石が積んでいたらしい。

母はあまり乗り気ではなかった物の、先へと進んだらしい。
その時、やんちゃだった弟が、積んでいた石を一つ、ひょいと手につかむと、それを思い切り投げ飛ばしてしまったと言うのだ。

母はそれを見て、急に帰りたくなったらしく。
そのまま、奥にも行かず、Kを連れて僕たちのところまで戻ったらしい。

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