恐怖日記
「えっ!?」

さすがのJさんも声を上げてしまう。
その影の正体は老婆だった。

しかし、先ほども記した通り、夜の十時。
周りには民家もなく、人通りもない―――さびしい森の中の坂なのだ。

そんな道端に老婆が一人でポツンといるのだ、こんな異常な事があるのだろうか。
Jさんは怪訝に思いながらも、坂をトッラクで走り抜けた―――。
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