スパイ大作戦〜スパイは小学生⁉︎〜
暁月の両手には
もう、次の八つ橋に
狙いを定めてあった

翡翠は、それを
呆れた目で見ている

翡翠「暁月…八つ橋は逃げないからゆっくり食べてよ…」

暁月「翡翠に盗られたくないもん!」

翡翠「それは、暁月のぶんでしょ?僕のぶんはあるからとらないよ」

翡翠は
はぁー…っと
盛大なため息

暁月「僕の甘い物を勝手に食べた翡翠を信じるわけないじゃん」

その言葉に翡翠は

翡翠「だって、その時お腹空いてたんだもん、その時目の前に甘い物があったらつい、食べてしまうでしょ?」

暁月は
ゔぅーと呻き

暁月「それは、そうだけど…あれ、楽しみにしてたんだからね」


目をウルウルし始めた

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