【完】私の彼は純粋くん。


鈴に半ば無理矢理お昼の約束をして教室に戻ろうとすると、なぜかみんな私が来た方向に向かっている。


「何かあったの??」


近くにいたクラスメートにそう聞くと、彼は


「なんか女子が大声でケンカしてるって。」


「...どこのクラス??」


何か嫌な予感がする。


「えーと、どこだっけ。
たしかD組だったような...」


D組は、いわゆる問題児童が多いクラスで、同じクラスには麻十たちも...


「まさか...
ありがと、教えてくれて!!」


クラスメートにお礼をいい、私はすぐに教室に向かった。

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