【完】私の彼は純粋くん。
「ごちそーさまでした!!」
そういって麻十くんは作ったミルクレープをほとんど食べてしまった。
ほとんどっていうのは、1カットだけとっておいて夜ご飯のあとに食べるんだとか。
「麻十くん、質問していい??」
片付けも終わり、二人でソファに座りながら話していた。
「ん、なに??」
「麻十くんは、何で私に...こ、告白したの??」
そう訊ねると、麻十くんは少し悩んで
「それは...内緒。」
と微笑んだ。
麻十くんはずるい。
いつも子犬みたいな可愛い瞳で笑うのに、時々男の子の瞳で微笑む。
これが麻十くんがもてる理由の一つなのかな。
「今日はありがと。
ミルクレープすごく美味しかった。」
「私も楽しかった。また何かつくるね。
あ、なんかリクエストある??」
「んー...
考えとく!!」
「わかった。
じゃあ、また月曜日ね。」