【完】私の彼は純粋くん。
月曜日。
いつものように学校に来ると、隣のクラスの前に人だかりが出来ていた。
「何これ...」
話を聞いてみると、
「艦場くん、誕生日何欲しい??」
「あの、俺職員室に用事が...」
「スイーツって何が好き??
私、なんでもつくれるよ!!」
原因は、麻十くんにあげる誕生日プレゼントについて。
でも、麻十くんは受け取らないよね...??
私だって一応考えてはいる。
誕生日だって知っていた。
でも、あげるならサプライズで渡したかったから。
「あれ、こんなところで立ち止まってどしたの??」
「あ、大くん。」
振り向くと大くんがいて、不思議そうにしていた。
「貰ってほしくないならいいにいけば??」
「え?」