【完】私の彼は純粋くん。


私を半ば強引に連れてきたのは屋上だった。


「良かった、誰もいない。」


麻十くんはそう言うと、近くにあった段差に腰を掛けて、私を手招きした。


「麻十くんどうしたの??」


「笹峰さんって大と仲いいんだね。」


「...へ??」


仲いいってかまだ2回しか話したことないし...


「さっきも名前で呼びあってたし。」


「聞いてたの??」


せっかくサプライズしようと思ってたのに...


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