【完】私の彼は純粋くん。


「おい、俺をシカトするなんて随分成長されたんですね、麻十くん...??」


あ、忘れてた。
てか家の中入れや。


「陽哉さん、そーいうことしてるからさ...琉李に嫌われるんですよ。」


「うるせぇ!!
俺は琉李に嫌われてない!!」


おい、ここ家の前。
我が家住宅街。なに考えてんの??


「ちょっとお兄ちゃん声でか


「嫌われてないとしても好かれてはないですよね。
少なからず陽哉さんより俺の方が好かれてる自信あります。」


...へ。
麻十くん、一体どーしたの...

いや、お兄ちゃんの前だから名前で呼ぶのはわかる。
でもさ、そこまで挑発する必要も...


「麻十...お前よっぽど自信があるんだな。
二人とも、中入れ。」


「いいっすよ。
琉李、お邪魔するね。」


「う、うん...」


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