【完】私の彼は純粋くん。
「どーしたの...??」
「原野さんが...琉李がまだ風邪引いてるっていうからっ...
看病...してやってって...!!」
そういう麻十くんは息が上がっていて相当急いで来てくれたんだと思う。
「麻十くん、ありがと。」
「琉李...」
麻十くんは私の名前を呟くと、優しく抱き締めてくれた。
「麻十くん...」
「俺、これから[琉李]って呼ぶ。
だから、琉李も[麻十]って呼んで...??」
「麻十...」
呼び捨てにするだけで距離がすごく近くなった気がした。