【完】私の彼は純粋くん。
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俺と大、鈴の3人は、保育園に通っていた頃からいつも一緒だった。
「大、麻十、これからも仲よくしてね!!」
「うん!!」
「俺と鈴はずっと一緒だっての。」
そう言った大はカッコよくて。
いつも俺の憧れだった。
いつものように3人で過ごす生活。
俺らが小学校高学年になると、"好きな人"の話なんかもでるようになった。
「鈴、好きな人いないの??」
「いないよ!!
だって私には大と麻十がいるもん!!」
そう言って笑う鈴だったけど、その笑顔はどこか引っ掛かるものだった。