放課後は図書室で甘い時間を
三限目終わりの5分休み。
あぁ~…喉乾いたぁ…。
二限目のテスト返しは、現社返されたけど、けっこう良い点数だった。
学年一位は惜しくも取れなかったけど…
二位っていう順位は微妙すぎてなんかなぁ…。
自販機に売られてる、オレンジジュースのボタンを押す。
……もう少しで、先生とお昼の時間…。
私は、オレンジジュースにストローをさして一口飲んだ。
授業中…ずっとそんなことばっか考えてた。
け、けどっ!!
別に気にしてるとかじゃなくて、ただ今朝とか昨日みたいな変な事されないか心配してるだけなんだから…。
そう思いながら、教室へと繋がる廊下を歩いていると、かすかに女子の声が聞こえた。
その声のする場所は、理科室の方。
気になって、近づいてみると…
「せ、先生…あの…私…先生の事…
…す、すす…好き何です…」
こ、告白?!
確かに今の子好きだって…!!しかも何?!
先生って…?!まさかとは思うけど…
「日向先生を初めて見たときから…その…好きで……。」
やっぱり…榎元先生だ…。人気だなぁ…。
…この子の告白OKするのかな…。
私が遊びなら、この子の告白だってOKしちゃうよね…。