放課後は図書室で甘い時間を
「楓君には、たくさん助けてもらった。
……感謝してる。感謝しきれないほどなの……。
だけど、ごめん……。私、楓君とは付き合えない。」
……ごめん…楓君…ごめんなさい…。
私は、悲しませるような事しかしてない…。
…ごめんなさい……。
楓君は答えない。何も言わない。
今の楓君はどんなことを思ってるんだろう…。
私の事……嫌いになったのかな……。
数秒の沈黙の後、楓君は大きなため息をついた。
「……分かった。」