放課後は図書室で甘い時間を
私は図書室から出て、日向を必死で探した。
途中、私は廊下で、帰ろうとしてるめいちゃんに会った。
「あら、桜ちゃん。」
「めいちゃんっ……はぁ…はぁ…」
めいちゃんはどこか清々しい雰囲気で。
「…日向先生なら私たちの教室よ。」
…え…?
何で…めいちゃんが日向の居場所を知ってるの…?
「………私ね、日向先生に気持ちを伝えたわ。……片思いが楽しい何て嘘よ。
おさえきれなくなって、伝えたの。」
「めい、ちゃん……。」
「ふふっ……やっぱりダメだったわ。
付き合えないって言われた。…桜ちゃんが大好きなのね。
日向先生は見る目がないわ。…こんな可愛い女の子とはもう一生出会えないかもしれないのにね。」
いつも通りのめいちゃんで話す姿は、どこか悲しげで。
だけど、どこか清々しかった。
「でも、私は諦めないわよ。
桜ちゃんは、日向先生に聞きたい事があるんでしょ?
私も頑張ったんだから、桜ちゃんも頑張って。じゃあね。」
私に軽く手を振って、めいちゃんは帰ってしまった。
……私が…大好き…?
日向は……私が大好き…?
じゃぁ、何で……図書室来てくれなかったの…?
どうして…目を合わせてくれないの?
どうして…………私を避けるの…?
教室にいけば、日向に聞けるんだね。
めいちゃん……私も頑張るから。