放課後は図書室で甘い時間を
「その気持ちの正体、俺は知ってる。
……けど、もし俺が桜ちゃんのその気持ちを恋愛感情だとか言ったらそうだと思うでしょ?…もし俺が桜ちゃんにその気持ちは恋愛感情じゃないって言ったらそうだと思うでしょ?
だから、俺は、桜ちゃん自身で恋愛感情かを見極めてほしいって思う。
…そっちの方が、恋愛感情だとか違うとか納得しやすいしね。」
先生は、笑顔で優しくそう言った。
……自分で見極める、か…。
私に出来るかな…。
「…その気持ちをどう判断するかは桜ちゃん次第だけど。
…俺、桜ちゃんにいっぱいアタックするから覚悟しといてね?」
「あ…え…は、い…。」
何か、はいとか答えちゃったけど、ヤバイ気がしてきた。
たまに、先生の笑みが黒い時あるから
ちょっとこわいんだよなぁ…。