放課後は図書室で甘い時間を
「…俺の好きな人はね、セレッソ。」
皆の頭には、「?」が飛び交う。
もちろん私の頭にも飛び交ってる。
え、誰、セレッソって…。
外人の名前じゃん…。
「え?!ひゅーがっちって外人の女の人が好きなのっ?!マジかよっ?!」
「ねぇ、ひゅーがっち!!!!
その人とは付き合ってんの?」
あ、何か皆ふつーに大丈夫みたいだ。
でも、本当にセレッソって誰。
すると先生は私の目を見てこう言った。
「付き合ってないよ。
その人は、すごく可愛くて、心が綺麗な人なんだ。……すごく大好き。
恋愛感情が分からないみたいだけどね。
俺の大好きって気持ちはいつ受け入れてもらえるんだろうね?」
…皆に言ってるようだけど。
これは、遠回しにというか、私を見ていってる時点でほぼガッツリだけど…
…私に対する言葉だよね…今の。