放課後は図書室で甘い時間を
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スーパーに着くと、私たちは、お醤油のある方へ向かった。
お醤油を選んでるとき、電話が鳴った。
…ママからだ。
「もしもし、ママ?」
『あ、桜?じゃがいも買ってきてほしいんだけど…。』
「あ、分かったー。」
『はーいよろしくねー。』と言ったママの声を確認して私は、電話を切った。
「じゃがいもも買ってきてって。」
「そうなの?分かった。」
お醤油を持って、野菜売り場へと移動する。
人とすれ違うたびに、男女関係なく、先生はガン見される。
女の人は、私をまるで、不釣り合いだとでも言いたげな目で上から下まで見る。
…何か、私…不機嫌…?
先生を誰にも見られたくないって思ってる…。
「?!」
そんな事を思ってると、先生は、私の腰に手をまわして、引き寄せてきた。
「ちょっ…いきなり何して…!!
ここ、スーパーですよ…?!」
「…俺、けっこうやきもち妬きだよ?
桜ちゃん見られてるの、いい気分しないんだけど。」
私、別に見られてないんですけど。
見られてるとしたら、女の人のあの批判的な視線…。
…私だって、見られて嫌だって…。
あれ…。
私、先生と同じような事思ってる?
何でか分からないけど…。
はぁ…私らしくない。