好きになっちゃったんだもん
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「あ、あの......」
木のかげから見えるのは
一人の女の子
その子の目の前にいるのが川崎
どうやら、告白の現場に居合わせてしまったみたいだ。
「す、好きです、綾くんのこと...付き合ってください..!!」
「ごめんね、今は誰とも付き合うきないから...」
「っ...聞いてくれて、ありがっ...」
振られた女の子は
涙ぐんだ顔を隠してその場から去っていった
あーあ、かわいそう...
ここまでは、よしとしよう
だが、このあと...
「ったく、うっとうしいんだよ。俺と付き合いたい??っぷ〜...」
木に持たれかかって言う川崎
「俺と付き合うんなら、可愛い子限定だっつの、あの顔でよく俺に告ったよなあ〜っ」
な、なっ....
川崎って女の子には優しいのに...
川崎の本性は、悪魔
そのことを知ったのは、半年前だった