時空を超えて。
流れゆく気持ち
山崎side
平助「たっだいまー!」
山崎「ただいま戻りました」
久しぶりの屯所だ
今まで立て続けの調査で帰ってきたくても帰ってこれなかったからな
土方「おぉ山崎。白里の様子はどうだった」
山崎「今のところ何も変化はないようです。」
土方「そうか。まだそうやすやすとあいつらも行動はしないか」
白里が記憶を取り戻したと知ればすぐに動くはず。
山崎「しかし、こっちから攻めるなら今かと」
土方「なんかあるのか」
山崎「あちらの幹部の隊士が3人ほど出掛けている模様です。数もそう多くはないですし、新撰組の皆さんなら行けるのではないでしょうか」
土方「........」
だけどもう一つ、重大な点がある
白里くんのことだ。
山崎「白里は蒼馬たちの方へ気持ちが揺らいでいる気がします」
まぁあの歳の子であれだけ居すわれば無理もない。
本人は気づいていないようだが情が湧きすぎている
山崎「ですが、下手にバレるよりは良かったのではないでしょうか」
土方「そうだな。最終的にはあいつが泣こうが叫ぼうが、俺たちの決めた道を通す。そん時は我慢してもらうまでだ」
その時まで....
僕は気分紛れに他の隊士にも顔を出すことにした。
山崎「こんにちは永倉さん原田さん」
うっお酒の匂いが強い。
永倉「おお!山崎くんじゃねーか!!」
原田「今日もいつもごくろうだったな」
山崎「い、いえ」
そう言って2人はお酒を飲み会っていた
山崎「昼間からそんなに飲んで大丈夫なのでしょうか?」
お酒の飲み過ぎは体に良くはないのでは....
原田「硬いこと言うなよーー!」
永倉「そうだそうだ!ほら、山崎もちっと飲んでみろ!」
ぼ、僕も飲むんですか?!
・・・・
あれ、なんだか気持ち良くなってきた...
永倉「おいおい、大丈夫かよ?」
原田「山崎にしては飲み過ぎだな」
まだまだ序の口ですよ...
山崎「大丈夫です。」
(カプッ)
気づいたら自分でも手が止まらなくなっている
山崎「.......」
頭がおかしい。くらくらするぞ
僕は目をぱちぱちさせた
永倉「おいおい左之、山崎くんが酔ったところって見たことあるか?(こそっ)」
原田「いや、ないな。真面目な人だからめったに飲まないんだよ。強いのか弱いのかさえもわかんねぇ〜(コソコソ)」
(ドンッ)
っもうっ!
山崎「何こそこそ話してるんですか!」
ひっく....
山崎「2人して話して〜僕だけ仲間はずれですかー!?」
原田「酔ってるな」
永倉「だな。なんかやばそうだぞ」