好きかも、先生!
また今日も放課後喋る。
恐る恐る、彼女のことを聞きだす。
やっぱり不安…
でも知りたい…
「せ、先生っ…」
「おーう?」
「先生って、彼女、いるの…?」
「いないけど?」
え、やったあ!…嬉しい!!
よかった、よかったぁ…!!
「で、なんでそんなこと聞くんだよ~?」
「気になった、だけです…」
「す、好きな人はいるんですか…?」
「いるよ?」
「えっ…」
嘘…
いるんだ…
好きな、人は…
じゃあ私の片想い、絶対叶わない…
「…そ、れは…どんな…人…ですか…?」
「いつも俺のことばっか見てる人。」
「えっ、ストーカー!?」
「はっ、ちげえよ~」
先生は笑う。やっぱりその笑顔、好き。
ごめんね好きになって。
あきらめたくても、あきらめられない…